文字列の書式設定

今回は文字列の書式設定についてメモしておきます。

数値や日付を指定の形式に変換するには、Format関数を使います。

また、システム設定に依存する書式もあります。
コントロールパネルから”地域と言語”を確認してみて下さい。


定義済みの日付および時間の書式


書式名 結果 説明
General Date 2010/04/05 6:09:01 日付と時刻
Long Date 2010年4月5日 日付(長い形式) ※システム設定に依存
Medium Date 10-04-05 ハイフン区切り
Short Date 2010/04/05 日付(短い形式) ※システム設定に依存
Long Time 6:09:01 時刻(長い形式) ※システム設定に依存
Medium Time 06:09 午前 時分と午前・午後
Short Time 06:09 時刻(短い形式) ※システム設定に依存

実行プログラム

実行結果


ユーザー定義に使用できる日付・時刻書式


書式指定式 コード 得られる結果 説明
d Format(Now, “d”) 5 日(前に0を付けない数値)
dd Format(Now, “dd”) 05 日(前に0を付けた数値)
ddd Format(Now, “ddd”) Mon 曜日(省略形)
dddd Format(Now, “dddd”) Monday 曜日
ddddd Format(Now, “ddddd”) 2010/04/05 日付(短い形式) ※システム設定に依存
dddddd Format(Now, “dddddd”) 2010年4月5日 日付(長い形式) ※システム設定に依存
aaaa Format(Now, “aaaa”) 月曜日 曜日(日本語)
w Format(Now, “w”) 2 曜日(1:日曜日 ~ 7:土曜日)
ww Format(Now, “ww”) 15 1 年の何週目か
m Format(Now, “m”) 4 月(前に0を付けない数値)
(h、hhの直後の場合は分)
mm Format(Now, “mm”) 04 月(前に0を付けた数値)
(h、hhの直後の場合は分)
mmm Format(Now, “mmm”) Apr 月名(省略形)
mmmm Format(Now, “mmmm”) April 月名
oooo Format(Now, “oooo”) 4月 月名(日本語)
q Format(Now, “q”) 2 四半期
y Format(Now, “y”) 95 1 年の何日目か
yy Format(Now, “yy”) 10 西暦(下2桁)
yyyy Format(Now, “yyyy”) 2010 西暦
ggg Format(Now, “ggg”) 平成 元号
e Format(Now, “e”) 22 和暦
h Format(Now, “h”) 6 時(前に0を付けない数値)
Hh Format(Now, “Hh”) 06 時(前に0を付けた数値)
N Format(Now, “N”) 9 分(前に0を付けない数値)
Nn Format(Now, “Nn”) 09 分(前に0を付けた数値)
S Format(Now, “S”) 1 秒(前に0を付けない数値)
Ss Format(Now, “Ss”) 01 秒(前に0を付けた数値)
ttttt Format(Now, “ttttt”) 6:09:01 時刻(長い形式) ※システム設定に依存
AM/PM Format(Now, “AM/PM”) AM 午前をAM、午後をPM
am/pm Format(Now, “am/pm”) am 午前をam、午後をpm
A/P Format(Now, “A/P”) A 午前をA、午後をP
a/p Format(Now, “a/p”) a 午前をa、午後をp
AMPM Format(Now, “AMPM”) 午前 日本語 ※システム設定に依存


実行プログラム

実行結果


定義済みの数値の書式


書式名 結果 説明
General Number 123456789 桁区切りなし
Currency ¥123,456,789 通貨表示(桁区切りあり)
※システム設定に依存(セント、ペニーなど、通貨に補助単位が存在する場合は小数部2桁が表示されます。)
Fixed 1234.10 少なくとも整数部1桁、小数部2桁を表示
Standard 1,234.10 少なくとも整数部1桁、小数部2桁を表示(桁区切りあり)
Percent 50.00% パーセント表示 小数部は2桁表示
Scientific 1.23E+08 標準の指数表記を使用
Yes/No Yes 0の場合はNo、0以外の場合はYesを表示
True/False True 0の場合はFalse、0以外の場合はTrueを表示
On/Off On 0の場合はOff、0以外の場合はOnを表示


実行プログラム

実行結果


ユーザー定義に使用できる文字列書式


書式指定式 説明
@ 右側から左側に向かって文字が埋められます。文字がないところにはスペースが表示されます。
& 右側から左側に向かって文字が埋められます。文字がないところには何も表示されません。
! “!”を付けることで左側から右側に向かって文字が埋められます。
> “>”を付けることで大文字にできます。
< “<"を付けることで小文字にできます。


次のプログラムでは、どこに割り当てられたか判別しやすいように、文字間に”-“を入れてあります。
A1セルの”Xls”という3文字が、どのように割り当てられるのかを確認して下さい。

実行プログラム

実行後

  • “@”の場合は、半角スペースとなる箇所があります。
  • “&”の場合は、半角スペースとなる箇所がありません。